2021年02月11日

NO...5941

森まゆみ著「本とあるく旅」は名作の舞台、作家の故郷など旅と作家を重ねます。その中でわたしが微笑ましかったのは、小泉八雲と小泉節子夫妻のことです。
小泉八雲はラフカディオ・ハーン。ハーンの父はアイルランド人、母はギリシャ人。ハーンはいろいろあって、明治23年39歳の時にアメリカの出版社の特派員として日本に来ます。
松江に住んだ時、節子はハーンの女中として住み込み、やがてハーンと結婚します。節子は松江藩士の娘。明治になって武士の没落があり、たいへんでしたが、ハーンと結婚して幸せになったようです。証拠に節子は「思い出の記」を書いているようです。
夫は大変優しく、捨て猫が子供にいじめられていると「ダメダメ」と言って、自分の懐に入れて温めてやったり、庭の池に蛙がいて、蛇もよく出たので、ハーンは蛇が蛙を食べないように、自分のお膳のものを蛇に分け与えたと。
節子はハーンに民話や伝説をいつも聞かせたようです。ハーンは「あなたの話、あなたの言葉、あなたの考えでなければいけません」と言いながら、しまいには夫婦で怪談ごっこをして楽しんだと言います。
posted by akino at 00:29| Comment(4) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
小泉八雲の「怪談」は文学史の授業で習いました。今朝のブログで小泉八雲をWikipediaでざっとおさらいしてきましたが八雲が松江に住んだのは短期間だったのに愕きました。日本で一番長く住んだのは東京だった。
妖精のたくさん住むアイルランド人と神話を産んだギリシャ人の祖先を持つ八雲さんは日本の怪談に興味を持ったのでしょうか。
Posted by Unico531 at 2021年02月11日 09:11
Unicoさん
松江は短期間らしいですね。後は漱石の教えていた八校や東大などでお互い後になったり先になったりして教えたらしいです。
奥さんが武士の娘だったから、教養もあり、それも幸いしたのでしょう。わたしは松江に旅して八雲さんの家にもお城にも登ってきたので、雰囲気がなんとなくわかりました。
Posted by あきの at 2021年02月11日 10:38
小泉八雲は、プロの朗読で何度か聞いています。
琵琶の演奏付きで・・なかでも幼い兄弟の話「布団」は泣けます。武士の娘とむすばれた外国人は感激したでしょう。まったく違うかしづけかたですもん。愛し合って結ばれたなら最高です
Posted by oss102 at 2021年02月11日 15:43
Ossさん
布団、機会があったら聞いてみたいです。
Posted by あきの at 2021年02月11日 18:40
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。