50年余り住んだ長浜(今の住まいから徒歩10分)の家の庭について書くことを思いつきました。
昭和41年に住みだしてから夢中でやったのが庭づくりでした。夫がゴルフの本で読んだゴルフ場の芝(ティフトンバーミューダグラス)を貼りたいと言い出し、特別注文で取り寄せました。家の周り全部に敷き詰めて、子供たちが家から飛び出して家に入る。つまり家の中と外をぜんぶ遊び場にしようと考えたのです。しかし、実際にやってみると、高麗芝のような美しさはありません。それで敷き詰めた芝を今度は全部取り除くのに苦労しました。
それから周りに実のなる木を植えることを実行に移しました。クルミ・栗・桃・みかん・びわ・すぐり・梅などを植えました。クルミはあっと言う間に大きくなりすぎて隣に迷惑をかけそうなので、伐りました。栗も伐りました。うまく育ったのはみかんぐらいです。
以上のような経過を辿って、植木屋の植える木がよいのだと分かりました。
そのために毎日毎日手入れをしていた芝を、休日の夫が見て、「家の芝は雑草がはえないんだな〜」と。 生えないのじゃなくてとっているんだよ!と、心の中で叫びました。
やっぱり高麗芝は美しいですね。
わたしの家で植えたのは雑草に近かったです。