2020年12月01日

NO...5868

「金継ぎ」は日本がもっている技術で、今これが世界中に広まっていると言います。
金継ぎが生まれた背景には諸説ありますが、今から400年以上前・安土桃山時代から江戸時代初期にかけての『茶の湯』で始まった技術と言えるようです。
信長は家臣たちに自由に「茶会」を開くことを禁止。 戦で大きな武功のあった家臣たちにだけ、良い「茶道具」を与え、茶会を開く許可をしたそうです。それまでは、武功をたてた者には土地を与えたのですが、土地には限りある。そこでそれに代わる物として「茶の湯」を形にしたと聞いたことがあります。
金継ぎはこわれた茶碗など陶器を再生させる方法。継ぎ目に金、銀、朱色などで装飾を加えて傷痕を「景色」として楽しむこと。傷をなかったことにするのではなく、歴史として受け入れ、新しい調和を生み出すのです。それは、まるで新たな命を吹き込むかのような存在となりました。
繕いを通じて芸術的、美的価値が高まる不思議。戦国時代の茶人たちがその美しさを追求したのがはじまり、それが今は世界に広まっているとか。
フィリピンには映画「KINTSUGI」という題名の作品があり、内容は人生を失敗しても、やり直せばいいという作品らしいです。
実際、金継ぎを勉強している人たちは「大切な人の形見の品だけではなく、それを行う中で、自分自身が修復された気持ちになりました」と。
posted by akino at 00:07| Comment(6) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
金継の技術と景色で値段がぐんと違うということをリサイクル屋の集まりで知りました。
割れてない以前よりも値が高くなるなんて・・とビックリしたことを覚えています。
きれいに掃き清めた庭に、ちょっと枝をゆすって葉をちらす・・茶の世界。奥が深いですね。
Posted by oss102 at 2020年12月01日 10:14
30年くらい前かな・・中央の陶芸作家さんから案内を頂いて八幡平市で個展があった時に一品物のコーヒーカップを買い求めました。一度も使わずガラス戸棚に入れていたものを出す時に間違ってお皿の淵一部をほんの少し欠いてしまいました。知り合いのお店に行って金継ぎをしてもらいました。その時一緒に「ただのお土産の雑器ですがすみませんがこれも一緒にお願いします」と湯のみも頼みました。次男が北海道に行った時に買ってきてくれた湯のみ「お母さん」と書いてあるもの。好きな色合いでいつも使っていたのですがちょうどコーヒーカップを買ったあたりに手が滑って転がしてしまいました。快く金継ぎしてもらったものは以来ガラス戸棚に細く小さな金の三本線が入ったまま並んでいます。どうしてこんなものまで頼んだかというと、ガイドブックにも載っている良品を売っているその店の奥に喫茶店があって今はご無沙汰していますが昔はたまに訪れていました。そのお店に置かれている形良い白い陶器のシュガーポットの蓋が落として割ったか複雑かつ何本もの金線で継がれていたから、あ・・こんなものでも継いでもらえるんだ・・と思っていたからです。義母が残した昭和30年代買った時の日付が手書きで入れてある和紙の包み袋に入れてある輪島塗の二段のお重、お正月だけ出しますが、ほんの少し一箇所、角が傷んでいる・・。これもそのうち直してもらおうか・・。美しい漆器で大好きなお重です。お茶の席に出されるような由緒ある名品茶器でなくてもこんなふうに頼むことができます。長くなりましたが一つだけ自慢をさせてください。私が30年ほど前に1客7000円ほどでまとめて買うならとサービスしてもらって買った木曽の作家さんの少し大ぶりな漆器椀、7客、これはお正月の雑煮とか来客の時の蕎麦を盛る時にだけ使って普段は薄紙で包んで戸棚の中で大切にしまってありますが全く同じ漆器椀はその金継ぎしてもらった店のガラスケースの中で1客16000円くらいで売られていることに椀を買った数年後、偶然知りました。
Posted by まり at 2020年12月01日 11:58
娘がヨチヨチ歩きの幼い頃、実家でお正月を祝って父は孫娘を膝にお酒を楽しんでいました。そこへ娘が手を出して父の杯を手にとり何故かハッシと投げすてました。母も私もハッとしましたが父も驚き急いで拾い上げました。華奢な古九谷の杯にはヒビがシッカリと2、3本走っていました。父は「うーん、元気があるなぁ。…」と苦笑して叱りませんでした。次の年、父は見事に金継ぎを施した杯で祝酒を楽しんでいました。
妹が金継ぎを学びたいと10年位前に教室に通っていましたが難しいと挫折しています。根気とセンスが必要ですね。
Posted by Unico531 at 2020年12月01日 12:05
Ossさん
さすが、玄人さん、こういう方面に詳しいのですね。
深く知れば、どの世界も興味がわくでしょうね。

まりさん
次男の方の思い出ほか、大切な物と思い出、金継ぎによって一段と深くなっているのですね。

Unicoさん
金継ぎを勉強したい人が、多いらしいです。そしてみんな思い出を大切に、自分の心までも金継ぎしているようです。
Posted by あきの at 2020年12月01日 15:08
少し前に、「YOUは何しに日本へ?」(テレ東)で外国人女性が金継ぎを体験する番組がありました。

帰国後は、母国でTVで紹介され、漆を乾燥させるための部屋を作って、本格的に仕事としてやってるらしい!
外国で日本語のまま「KINTSUGI」という言葉が使われるのも凄いね!
この他にも、「YOUは何しに日本へ?」では、日本人も知らない技術を紹介して・・・面白い番組です!
Posted by タック at 2020年12月02日 06:31
少し前に、「YOUは何しに日本へ?」(テレ東)で外国人女性が金継ぎを体験する番組がありました。
帰国後は、母国でTVで紹介され、漆を乾燥させるための部屋を作って、本格的に仕事としてやってるらしい!
外国で日本語のまま「KINTSUGI」という言葉が使われるのも凄いね!

この他にも、「YOUは何しに日本へ?」では、日本人も知らない技術を紹介して・・・面白い番組です!
Posted by タック at 2020年12月02日 06:33
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