2020年07月31日

NO...5745

「幇間の遺言」悠玄亭玉介という幇間(タイコモチ)の語りを小田豊二氏が聞き書きした本です。
気っ風の良い語り口は、聞きほれるような流れをそのまま本にしています。
昔は男の遊び場は花柳界、お大尽が遊びに行くと、大枚をはたくようにできている。幇間は、一にも二にもお金を使ってくださるお客に、ありったけのサービスをして座をもたせる仕事。タイコモチという言葉の響き通りの仕事だと感心しました。もちろん芸達者。
『名人ってのはね、あたしが思うんだけれど、基本的には白い着物を着てるんじゃないかと思うんだ。それで高座なり舞台に上がって、客の色に染まるのが名人なわけだよ。ところが人間だからどうしても染まりきれないときがある。高座や舞台が客席と一つの色になったときに素晴らしい芸が生まれるんだ。ところができの悪い噺家は最初から黄色い羽織なんか着てるから、それにセコの臭いがついてひでえ芸になるってことだ』
『人に惚れ、仕事に惚れ、そういう自分に惚れる。そうなれば黙っていても人はついてくるし、すべてうまくいくよ。ダメをダメにしちゃわないこと、これが肝心だね』
つまり幇間も気持ちは白い着物で客に接することだと言っています。
とにかく真っ正直になんでも話しています。下ネタなども具体的ですが、この人が話すと嫌味に聞こえませんでした。
posted by akino at 01:07| Comment(6) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます。
タイコモチの漢字はこう書くんですね。なんか意味ありそう。
宴会の席で盛り上げる役目でよく使ったね。
その悠玄亭玉介が言った三惚れ精神(人、仕事、自分)には含蓄のあるね。こちらも惚れてしまった。芸も仕事もそうですね。
早速、うちの子供に聞かせてやります。

キュウリがバカ高い。一本60円。
しょうがないですね。長雨、水害と農家の方はタイヘンだもの。
我が家の家庭菜園のキューリが食べごろ。一本60円と比べると月とすっぽん。
それで、昨日は鍬をもってたっぷり汗をかいた。
畝を思いっきり伸ばし種をまいたので。
これからは持久戦、家計の足しを期待!





Posted by ハル at 2020年07月31日 08:56
なんでも一生懸命にする人は人生の見方も生き方も深いですね。
ヤジルシ・・桜ネコは保健所で殺処分されずに、その代だけ生きられるノラちゃん。
カットは保護に協力している地域の人や、獣医さんたちの無料報酬の愛でなりたっています。

けっして残酷なしるしではありません。
Posted by oss102 at 2020年07月31日 09:31
子供の頃、家で親族知人が集まって祝い事や宴会が開かれる時に芸者衆が4、5人と幇間さんが呼ばれていました。子供の私達は従兄弟達とふすまの隙間からお座敷を覗いて見ていました。幇間さんが座を盛り上げているのが子供心にも見て取れました。
Posted by Unico531 at 2020年07月31日 11:44
ハルさん
健康生活ですねえ。これならコロナは逃げそう。

Ossさん
耳を切られた猫、検索したらたくさん出ていました。
今朝、猫いませんでした。
心ある人たちが見守っているとわかりました。

Unicoさん
わたしも時間が戻れるなら、お宅に行って、その賑やかなところをそっとのぞいてみたかったな。
Posted by at 2020年07月31日 12:13
あきのさんのブログで子供頃のこと思い出していました。後妻の祖母は置屋のお母さんだったので芸者さん達が良く顔見せに来ていました。普段の来宅時の姿と居住まいと芸者さんとしてくる時の装いも振る舞いも全然異なって私は複雑な思いをしたことでした。
祖母のことを、芸者さん達はお母さんとか姉さんとか〇〇ちゃんとか呼び合っていたので祖母は大家族の出身なのだと思っていました。幇間さんはたまには遊んでくれていとこ達とどじょうすくいの踊りを教えてもらいました。
Posted by Unico531 at 2020年07月31日 15:41
Unicoさん
素敵な、豊かな思い出ですね。
Posted by あきの at 2020年07月31日 21:06
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