2016年01月26日

NO...4081

「次郎と正子」これは牧山桂子著で、娘(長女)が両親のことを書いた本です。
白洲 正子さんと言えば、能と骨董といつも頭に綺麗な布をかぶり、伯爵家育ちと教養が骨董品のような味となって顔に出ている、ごつい顔立ちの人です。
その人と娘との関係がいかにも正子さんらしいエピソードで描かれて、面白いので抜き書きしました。
友達がお茶やお花、料理や裁縫などのお稽古に通っているのを見て、わたしも行ってみたいと言いますと、母は、
『あんな物はくだらない。習ったからと言ってどうなるもんでもない。習ってしまうとその形になってしまって、自分らしさを出すのに後で大変苦労しなければならない羽目になる。それより、いい物を見る方がためになる』
どうです。この透徹した物言い。正子女史は死ぬ直前まで骨董品蒐集に情熱を燃やしていたようです。
posted by akino at 13:28| Comment(6) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
白洲夫妻がかつて住んでいた家が小田急線の鶴川にあります。
↑の言葉が納得できる家の造りです。

確かに習い事は先生の教え通りにするので個性がなくなります。
私も習い事で先生のを真似ている自分に気づき、自分らしくないと思いやめました。

あきのさんのように、個性を大切にしてくれる先生はなかなかおりませんね。
Posted by みのりん at 2016年01月26日 17:20
みのりんさんは白洲邸に行かれたことがあるのですね・・?1990年あたりにはブームのように白洲邸が雑誌のグラビアなどに頻繁に取り上げられ、興味を持って見たものです。
周りの方たちも著名な方たちでしたね。
Posted by まり at 2016年01月26日 17:46
白洲ご夫妻は、お二人とも、個性的という言葉がぴったりですね。
正子さんの日常を撮った写真集を見たことがありますが、明治生まれの女性とは思えない、好き嫌いのはっきりした印象を受けました。
Posted by 野菊 at 2016年01月26日 18:07
やはり、こういう習い事で身すぎ世すぎをしなければならない庶民とは、考え方が違います。
外国で暮らした夫をもち、世界観も大きいのでしょう。そのくらい俯瞰できる人生は、さぞ面白かったことでしょう。
Posted by oss102 at 2016年01月26日 20:56
なんでもやってみなさい・というのが普通のようですね
娘さんはもしかしてこの習い事の中に才能を見出したかもしれないのに、いきなりですから・・。
でも親から見て娘さんの個性がきちんと見えていたのでしょうね・・。
Posted by hanairomimi at 2016年01月27日 08:54
みのりんさん
ぜひ行ってみたいと思いながら、まだ行っていません。さぞ個性的な室内でしょうね。

まりさん
いつか娘さんと行かれたら・・・。わたしは犬がいるのでとても無理です。

野菊さん
正子さんも外国で教育を受けていますから、考え方は外国的なのに、趣味がいたって日本のものというのが面白いですね。

ossさん
次郎氏は戦後の日本でよく活躍した人ですね。やはりあの頃は外国語など言葉ができることが重要だったと思います。

mimiさん
本を読んでいると娘さんはあまり変わっていないようですよ。
Posted by あきの at 2016年01月27日 12:04
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