2020年04月01日

NO...5624

第71回カンヌ映画祭で最高賞パルムドールを受賞した映画「万引き家族」を観ました。
家族は5人ですが、それは本当の家族ではなく、1軒の家に一緒に暮らすことで、家族をつくっています。まずここが常識的ではない。これに続く話は、世の常識の愛情・善悪などを覆して「本当」は何かを探っていきます。
万引き家族が万引きをする場面では、実に平然と、うま〜く万引きする子を見ていると、わたしの中で不快という常識が混じりながらもドキドキします。
法律では、血が繋がっているのが家族、籍が入っていれば夫婦ということになり、人の子をもらう時も法律に従って手続きをとります。ところがそこでは、お互いを思いやる、思わず抱きしめたくなる、そんな感情は度外視されます。
おばあさんの年金を死んだ後ももらうために敷地内に埋める話が出ます。本当の親子でも冷たくされている子を見かねて連れ帰り、子はこの家で暮らすうちに心を開いていくなど、疑似家族のなかでは、本当の家族以上の「情」の繋がりができていきますが、最後は警察の尋問場面で「いけないものはいけない」を見せました。でも「愛情のない家族」が家族と言えるかどうか? 見終わって考えさせられるものを持った映画でした。
posted by akino at 04:18| Comment(4) | カテゴリ無し | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする